ありんこパパです。久々の更新。
もうちびありんこ共々、ずっとおうち生活。ついに近所の公園も閉鎖となりました。日本も全国に緊急事態宣言が全国に拡大される中、ここではUAEでのCOVID-19 に対する政策をご紹介します。
1 外出禁止令が24時間に
拡大する感染者数を抑えるため、3月中旬頃より、平日夜間及び金・土終日限定(中東の週末)で外出禁止令が発令されました。平日夜間は、夜8時から翌朝6時まで禁止となり、その開始数時間前には各スマホがピィーピィなりだし、注意文が表示されます。英語ならいいのですが、それが、アラビア語だったり、タミル語(ドバイはインド系の出稼ぎ労働者が多い)、他多言語だったりして意味不明。ただ、何となく外出はできないんだなとわかります。ほとんどの日本人とっては別に夜なんでおとなしく家にいるだけなんですが、ドバイに限らず中東世界は日中の暑さを避けるため、夜が盛んになる夜行性の街。別に皆おさけを飲むわけではないですが、座って肩を組んで語り合っています。そんな日常なんで、人々はだいぶストレス感じているように感じますが、外出すると罰金。警察によるパトロールだけでなく、カメラでも取り締まりが始まります。まぁ、この時は日中は外出ができたので問題なかったのですが、4/4よりその外出禁止が24時間終日となりました。そして、人々の外出は必要物資の購入や医療などの緊急時のみ。さらに、その外出は警察への届け出があらかじめ必要で家族一人。ありんこ家は必然的に車が運転できるパパのみとなりました。または、タクシーやウーバー等に一人のみ乗車が許されますが、子どもは連れていけない。外出禁止は、ほんとにきつい。特に子どもたちにとっては。
2 商業施設等が閉鎖
日本と同じく、スーパーや薬局を除く商業施設は段階的に閉鎖されていきました。3月まではあのブルジュカリファに隣接するドバイモールも営業されていましたが、完全閉鎖。もうどこもやっていないし、煌々とするドバイの夜は暗闇に一転しました。時々パトカーの青ランプがまぶしく感じます。食事については、レストランはクローズですが、デリバリーが利用できます。もともとドバイは、デリバリー業が盛んな街であったので、インフラは問題なく、今はそこらじゅうでウーバーやカリーム等のバイクが走りまくっています。
3 交通機関がストップ
公共交通機関は運行されていません。ドバイには世界一長い無人のメトロがありますが、今は休止中です。公共のバスが走っているのを見かけますが、おそらく営業が許されている職員の出勤用のみと思われます。また、労働者の方々(特に建設業界)の出勤のため、彼らが住むキャンプから現場まで大きな白いバスの列をみます。併せて、中東一忙しいドバイ空港の旅客便は、エミレーツも含め閉鎖されました。今は貨物便が飛んでいるのみで時々頭上を飛ぶと思わず見上げてしまいます。とにかく町が静かになったのは、新たな発見です。
4 ビザが自動延長で救済処置
当然、空港が閉鎖されればドバイに望まなくても滞在しないといけない人々がいます。また、労働ビザなどで滞在している人のビザが更新が必要ですが、イミグレが閉鎖されています。そのため、当局によって、2020年末までその有効性が延長されました。これには、ありんこ家族も対象だったので助かりました。あめもムチもとにかく突然だけど、政策は早い。
5 学校のディスタンスラーニングが開始
当然、クラスターが形成される学校も3/6まで閉鎖。4月上旬までの長い春休み的な感じで受け止めていましたが、正式に6月末まで延長となりました。つまり、そのまま夏休みにはいるので、実質の通学は9月となります。しかし、インターを含めた各学校の施策は早かったです。グーグルクラスルームやマイクロソフトチーム等を活用して、オンライン授業がスタート。日本人学校もチームを使った授業が行われています。そのうち何人かの先生はいまだ赴任できていませんが、まだ直接あったこともない生徒に対して、日本からオンライン中継で講義をされるので、新たな教育の時代を感じました。けど、特に低学年にとっては毎日なんだかんだ親が付き添う。先生にとっては毎日が授業参観だ。
ちょっと長くなったので、次はうちでの過ごし方を書いてみたいと思います。皆様もどうぞご自愛ください。