こんばんは、ありんこパパです。久々の更新。書きます。
資産の見直し、子どもの成長、予定のキャンセル、そして雨の夜道。
一見ささやかな日常のようで、そこには家族を想う気持ちと、自分の中にある「守りたいもの」が浮かび上がっていた。
Vポイントの期限がきっかけで、私は静かにいろんなことを考えた。
これは、そんな土曜日の記録。
目次
朝|寒さと資産管理と、ジレンマの始まり
今日は土曜日。起きた瞬間、寒っ!と思った。
サッカーに打ち込むJr2に布団を譲ったありんこパパは、南側の洗濯物部屋で寝ている。
5月だし、暑くなってきたから大丈夫だろうと思っていたけど、まさかの冷え込み。
でも、寝られなかった本当の理由は寒さではなく、資産管理のことだった。
朝3時まで、生活防衛資金についてYouTubeを見ながら考え込んでいた。
現在、生活防衛資金として350万円を某信託銀行の定期預金(年利0.2%)で運用中。
しかしこのままでいいのか――そんな疑問から始まった深夜のリサーチ。
そんな方向性が見えてきた。
午前|ありんこ家の一日が動き出す
朝9時。ありんこママはパートへ。
Jr1のお弁当、子どもたちの昼の焼きそばを作って、洗濯を済ませて出勤。
ありんこJr3は習字へ。もう1年続けていて、実力もぐんぐん伸びている。
ありんこJr2は、午後の遊びのためか朝から机に向かって勉強を始めた。
そんな家族の姿に背中を押されて、私もようやく起動。
洗い物・洗濯物・トイレ掃除をこなしながら、頭の中では生活防衛資金と教育資金の運用計画を整理していた。
午後|カードの整理と、にゃんこ大戦争
Jr2に「パパ、焼きそば食べるよ」と声をかけられて午後に気づく。
リビングでは習字から帰ってきたJr3が、今日の成果を楽しそうに話してくれる。
ヨモギパンの“ちょっと大人な味”を残してくれて、それをつまみに昼ごはん。
しばらくして、Jr3は外へ。子どもたちと「にゃんこ大戦争」で盛り上がっているようだ。
私はその間、家計の見直し=クレジットカードの整理を開始。
楽天マスターカード:固定費+NISA積立専用
楽天プレミアムカード:特別費のブラックボックス
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教育費、旅行、飲み会、授業料、合宿など、毎月発生しない支出を担当
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財形から充当。もはや“支払い専用口座”
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酔って使うことも多く、記憶・管理ともに曖昧
三井住友ゴールドカード:出張・会食・立替用
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新幹線やホテルなどの出張費
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会食などの高額案件で使用
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立替分の回収がうまくいかないこともあり、別カードから補填することも
最近は、財布にカードを入れていない。というより見失った。
飲み会前に現金を引き出して、余ったら戻す。
それが、自分なりの資産防衛ルール。
夜|Vポイントに翻弄され、雨の中を歩く
Vポイントは小さくて重い
「Vポイントが2,000円分残っている」ことを思い出した。
期限は月曜日。使える店も限られていて、アプリで対象店を検索→予約が必要。
たかが2,000円。でも、利回り3%で得るには元本6万円が必要。
複利ではない“一度きりのポイント”だからこそ、失うのが惜しい。
ほんと恥ずかしめつつ人間心理のままだ。
これは、きっとキャッシュフローが苦しいことも背景にある。
今は生活の拡大期。
子どもの成長に合わせて支出は増えるけど、現金が足りない。
だからこそ、小さな得に心が動く。
気づけばありんこパパは、高ぶる気持ちのまま近所の提携店を探していた。
……人間は、「損したくない」という感情に、思った以上に支配される。
雨の中のすれ違いと、自転車の光
やっと見つけた個室付き居酒屋を予約し、汗を流すために市営ジムへ。
ダンベルもあり、格安。お気に入りの場所。
ジム終わり、気分高めて帰宅。向かう途中、
しかしその後、突然のキャンセル。
家族との外食計画が白紙になった。理由は書かないが、準備していた分だけ落差が大きかった。
子ども達は言う。「じいじと食べたかった。」
だったら祖父母に任せればよかったのかもしれない。けれどそれができない。
満足に叶えられない自分にイラついていた。
初めは気持ちを抑えていたが、ついに爆発してしまった。
スシローに行きたい、焼肉に行きたい――そう言う子どもたちの声に応えてあげたい。
でも、この2,000円のポイントを家族のために使いたいと思っていた。
その葛藤の末に、誰かが折れる形になっていた。そして、不都合が起きたときにベクトルを変えられず、崩れた。
こんな気持ちになるくらいなら、いっそ……とさえ思った。けれど、それは自己中心的すぎる。
相手の立場もある。別にその店じゃなくてもよかった。家でもよかった。
「ポイントがある」と言い出したのは自分だ。だから、雨の中こうして歩いているんだ。
私は一人、雨の中、家とは逆方向の学生街を目指した。
一人で寿司屋へ。そして悔しさ
傘をさしながら自転車を押す。
くつは6年もののスニーカー。かかとから水が染みる。
片手にスマホライトをかごに向けて照らしながら歩いた。
傘に反射して、たぶん外から見たらやけに明るかったと思う。
そして、寿司屋に入った。
カウンターに一人、ありんこパパ。まわりでは、友人たちが集まって宴会をしている声が響く。
私は静かに、刺し盛りと一品の寿司をつついた。ビールはプレモル。
おいしい。きっとここは穴場。だけど、悔しい。寂しい。
外は、ひたすら雨が降り続いていた。
帰りにスーパーで買い物して帰宅。
チャリのライトは壊れたまま。スマホライトで代用して、静かに帰宅。
ふりかえり|守っているものは、それぞれにある
今日思ったのは、人はそれぞれ“何か”を守っているということ。
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ありんこパパは、期限切れ寸前のVポイントと外食の機会。
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子どもたちは、「ごはんが食べられればそれでいい」。
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ありんこママは状況変化への対応に追われていた。
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ありんこパパは、金銭的な不安を受け止めきれなかった。
結局、子どもが気を使っている。バカな親だと思う。
子どもたちを外食に連れていきたい。
だから祖父母に頼る。失敗がない。
けれど、全部を任せたくもない。自分で叶えたい。
ただ、その中途半端が家族に迷惑をかけてしまったのかもしれない。
「寿司を食べたい」「焼肉を食べたい」――
それを叶えるには、予約して、稼いで、余裕をつくるしかない。
でも今はできない。それが、くやしい。
10年後には余裕ができるかもしれない。
でも、今の自分はいなくなっている。
このジレンマを抱えながら、また明日も暮らしていく。